ざっくりシストレ日記

イザナミを使用した株式投資日記

カーブフィッティングにならないようにイザナミで売買ルールを作るときに気を付けたいこと

 


今回はシストレのカーブフィッテイングと売買ルールについて書きます。


カーブフィッテイングの売買ルールでシストレを運用するのは避けたいものです。

なぜならカーブフィッテイングの売買ルールで資産運用するともれなく資産は減少してしまうからです。

 

 カーブフィッティングの売買ルールを量産してきた私が個人的に思ってることを書きたいと思います。

 

 

 

 

シストレでのカーブフィッテイングとは

 

シストレでのカーブフィッティングとは、根拠のない過剰最適化のことです。

(英語や数学的なカーブフィッティングには悪い意味はないです)

 

 カーブフィッテイングの売買ルールは、なんの根拠もない条件をたくさん追加して作られた過去の成績が良い売買ルールを指します。

 

複雑なテクニカル指標を使えば、条件をたくさん追加しなくともカーブフィッティングの売買ルールは作れます。


過去の成績はとても良いのに実際に運用するとまったく優位性が無く、ランダムにトレードした結果と同じか、それ以下となります。

 

その為資産曲線では、まったくランダムであっても手数料があるので右肩下がりとなってしまいます。

 

 


過去のトレードは結果がわかっているので、後出しじゃんけんのようなものです。

過剰最適化を行えば過去の成績がとても良い売買ルールを作ることができます。

 

  

  

売買ルールの作り手としては、検証しながら期待値や勝率が高くなる条件を探して作っているので意識的にルールの最適化を行ってます。

これを根拠なしに過剰に行ってしまうと過剰最適化=カーブフィッティングとなってしまいます。

一般的には少ない条件でロジックを組むことでカーブフィッティングになりにくいと言われています。

かといって条件が沢山あるから「このルールはカーブフィッティングだ!」と断言することはできません。

 

 

 カーブフィッティングの特徴

 

 

カーブフィッテイングのルールでの検証結果を、わかりやすく成績グラフの画像で説明します。

 

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とても良い感じに右肩上がりの売買ルールが出来上がったとします。


実際に運用を始めると・・・・

 

 

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 急に負けまくります。

これがカーブフィッテイングされた売買ルールのグラフの特徴です。

 

 

 

 

 

 

カーブフィッティングの難点

 


売買ルールがカーブフィッティングであるかどうかを判断するのは非常に難しい問題です。

カーブフィッティングの難しいところはある程度期間が経過しないと一時的な不調なのか、カーブフィッティングなのか判断できないところです。

ある売買ルールの成績が不調になり運用を停止したとたんに好成績を出すことはよくあることです。

 

 

 

カーブフィッティングの見分け方

 

フォワードテスト

 

ひとつ言えるのは、フォワードテストの実施です。

 

バックテストが過去のトレードでテストすることに対してフォワードテストは未来のトレードでテストすることを指します。

実際に資金を投入せず明日からの成績を一定期間モニターするテストです。

 

フォワードテストで過去の結果と同等もしくはそれ以上の成績が発揮できればカーブフィティングではないと考えられます。

ただし短期間のフォワードテストでは売買ルールの性能を正しく評価できません。

統計的な問題や確率の偏りの問題がある為です。

では必ず長期間のフォワードテストを実施するべきかというと、それも問題があり好成績が出た場合には機会損失となってしまいます。


機能する売買ルールか、カーブフィッティングの売買ルールかわからない場合は実際に許される手持ちの資金で運用するのもありだと思っています。

ただ高い代償を払うこともありますので、これは個人の好みとなります。

 

売買ルールを信じることが出来るかどうか肝になります。

 

手数料設定の負荷

 

「手数料の設定」を高くすることでカーブフィッテイング(ルールが機能しているかどうか)を発見しやすくなります。

当記事の上部の画像も手数料負荷をしています。途中から右肩下がりになっているのでわかりやすいです。

 

手数料を負荷していない画像はこちらです。さすがにここまで途中から平坦が続くと気づくとは思いますが。

 

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手数料負荷ありです。

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 手数料を高く設定しても通常であれば、全体の傾斜の角度なだらかに変わることがあっても、途中から角度がついて方向自体が変わることはないと考えます。

 

 

ある程度のフォワードテストは必要になりますが、判断できない場合は手数料設定の負荷で発見できるかもしれません。

 

 

相場環境の変化 

 

カーブフィッティングは様々な要素が絡み合っている為一概に結論を言い切ることはできません。

 

「フォワードテストで過去の結果と同等もしくはそれ以上の成績が発揮できればカーブフィティングではないと考えられます。」と書きましたが、十分なフォワード期間を経て確認しても、それでも実際の運用では期待通りの結果にならないこともあります。

 

「売買ルールが機能しなくなった=カーブフィッティングの売買ルール」ではない場合があります。

 

これまで素晴らしく機能していた(理論的に説明できる)売買ルールが、相場環境にフィットしなくなったと考えることができるからです。


わかりやすい例としてはアベノミクス上昇の前後です。

それまで優良な売買ルールが相場環境の変化で成果を上げられない売買ルールへと変化しました。

そのようなルールはカーブフィッティング(過剰最適化)だったと言い切れないと思います。

 

 カーブフィッティングの回避策

  最適分散投資の設定

 
イザナミではバックテストと最適分散投資の結果があります。

 

バックテスト

 条件に一致した銘柄の全て結果

最適分散投資

 自身の資金に応じた資金設定で抽出された銘柄の結果。

複数のシグナルの中から自分の資金内でどの銘柄を選ぶかを決める設定ができて1銘柄当たりの金額設定とどのような優先順位で選ぶかを設定できる。


バックテストが全体の結果を表しているのに対し最適分散投資テストはその中の(自身の資金の中で仕掛けられる)一部の結果となりますので、最適分散投資でバックテストの全体結果より成績を良くするような設定についてはカーブフィッティングになりえる要素があるといえます。

 

 

まとめ

カーブフィッティングにならないように気を付けて売買ルールを作成しましょう。

 

 


※当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。株式投資は自己責任でお願い致します。